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チェンジマネジメントについて |
ISO9001を初め、さまざまな「しくみ」「制度」の構築のお手伝いをさせていただいております がその中で一番大変なのは、その「しくみ」や「制度」の意味を実際に運営していく皆様に理 解していただき、さらに行動していただくことです。 「しくみ」を構築することも様々な事態を想定しなければならないので容易なことではありま せんが、作ろうと思えば何とかなるものです。それに比べて、今までのやり方に慣れ親しん できた方々に新しい「しくみ」を理解していただき、納得して行動していただくことは非常に難 しいと言わざるを得ません。 ISO9001で構築したQMSが「形式的で余計な仕事が増えた」と評される原因は、「しくみ」 自体の問題も当然あるのですが、関係する方々に対する理解を促す活動が不十分である ことに起因することも多くあるのです。 そこで本日のテーマである「チェンジ・マネジメント」の登場です。 「チェンジ・マネジメント」とは「企業の利益を生み出すしくみの変革に際し業務のプロセス およびルールを見直し、その変革を成功に導くためにその目的と理由を明確にして組織に 浸透させるための変革プログラム」であると言うことができます。 この変革プログラムにおいて重要なのは次の点であると考えられます。 ●新システムの必要性、目的の明確化 ●新システムに必要なプロセスと現在のプロセスの違いの明確化 ●新プロセスと部門の関係の明確化 ●前提・制約条件の明確化 ●全体観を共有する それから、何より大切なことは変革について社員の共感を得ることであり、そのために「実 現プロセスの共有(社員自身が変革に参加)」することです。 「変革」は人任せという場合がとても多くあり、いつもそういう態度に疑問を感じています。 自分達の会社の自分達の仕事の「しくみ」などを、他人(コンサルタント)任せで良いのでし ょうか。当然コンサルタントはその分野におけるノウハウをもって支援を行うわけですが、自 分達の仕事を変えられるのは自分達しかいないのです。 そういう意味で、「チェンジ・マネジメント」の活動は重要でありますし、様々な「しくみ」構築 のプロジェクトには、この変革プログラムは不可欠な要素であると言えます。 我々も支援の際は、「チェンジ・マネジメント」の要素を取り入れた「しくみ」構築の計画を御 提案いたしております。 最後に「チェンジ・マネジメント」のステップをご紹介いたします。皆様のご参考になれば幸 いです。 ![]() |
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